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市販薬にまつわるQ&A

子ども用の市販薬。手軽に買うことができますが、正しく使えているか気になりますよね。「市販薬」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

市販薬は赤ちゃんに与えても問題ないでしょうか?

医師の処方のいらない風邪薬などの市販薬は赤ちゃんに与えても問題ないでしょうか?

(10カ月 女の子)

決められた用法や用量、年齢などを確認してから使用してください。効果がみられない場合は医師の受診を。

市販薬は安全性を考慮して医療用医薬品よりも有効成分の含有量を少なく配合していることが多いようです。また、医師が風邪を診察するときは患者さんの症状に合わせた薬を処方しますが、市販薬ではいろいろな症状に対応させるために多様な有効成分が入っており、いわば総合感冒薬のようになっています。たとえば、子ども用の風邪薬の中に解熱剤成分が入っている場合もあります。「市販薬=弱い薬=安全」と思いこまず、きちんと決められた用法や用量、年齢などを確認してから使用してください。効果がみられない場合は医師の受診を。また、アレルギー症状が心配な場合も医師や薬剤師に相談しましょう。

夜泣きやかんの虫封じの市販薬を与えようと思っていますが、医師にも相談したほうがいいでしょうか?

(5カ月 男の子)

薬を与えて改善が見られないようでしたら、かかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか?

夜泣き・かんの虫封じの薬は、市販薬では漢方が使われていることが多いようです。古くから売られているお薬なら安全性も高いと思いますが、効果には個人差があります。決められた分量を与えて様子をみて、ぐずりが治まらないなど改善が見られないようでしたら、かかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか?薬の量を増やすなど、独断で扱うことのないように気をつけてください。

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