
日光にまつわるQ&A
公園で遊んだり、子どもと一緒に外に出る機会が多いと、紫外線の影響等も気になりますよね。「日光」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。
[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生
東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

紫外線はお肌の大敵という意見と、適度な日光浴は赤ちゃんに生活のリズムを与えるのに良いという意見があります。
どう考えればいいでしょうか?
(7カ月 男の子)
日よけや日焼け止めなどを利用し、適度に日にあたるようにすることをお勧めします。
紫外線は浴びすぎると皮膚によくありませんが、適度な日光浴は必要です。紫外線をあびることで体の中の成長や睡眠に必要なホルモンが働き、規則正しい生活リズムを獲得することができます。日よけや日焼け止めなどを利用し、紫外線の強い時間の長時間は避け、日中は適度に日にあたるようにすることをお勧めします。
赤ちゃんの“くる病”が増えてきていると聞きました。
日光浴不足が原因という話もあります。気をつける点などはありますか?
(10カ月 女の子)
くる病は栄養不足や日光浴不足が原因と言われています。適度な日光浴を心がけましょう。
くる病はビタミンDの不足などによって骨にカルシウムがつきにくくなり、骨が柔らかくなってしまうという病気です。足が曲がって変形したりすることもあります。栄養不足や日光浴不足が原因と言われています。母乳はミルクに比べてビタミンDの含有量が少ないため、とくに完全母乳の赤ちゃんは適度な日光浴を心がけましょう。また離乳食が始まるようになったら、卵や魚類などビタミンDが豊富な食材を積極的に摂取しましょう。