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笑顔にまつわるQ&A

赤ちゃんの泣く以外のコミュニケーションの一つ、笑顔! 「笑顔」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

「生理的微笑」では、感情はあまり関係ないと聞きましたが本当のところはどうなのでしょうか?

2カ月ころからよく笑うようになり、微笑ましく見ていますが、乳児の笑顔は「生理的微笑」で感情はあまり関係ないと聞きました。本当のところはどうなのでしょうか?

(3カ月 女の子)

一般的に生理的微笑は生後1カ月までの新生児期に起こるといわれています。

生後2~3カ月になると、あやし笑いが始まります。生理的微笑は言葉の通り、生理的なものですから他者からの働きかけに反応したものではなく、感情に関係なく笑った顔になります。一方であやし笑いは、いわゆるノンバーバル(非言語)コミュニケーションの芽生えとして、他者からの働きかけに感情が対応して笑うといったものです。目が合って笑う、声をかけると笑うなど、働きかけに対する反応であれば生理的微笑ではありません。赤ちゃんにたくさん働きかけて、どんどん笑わせてくださいね。

祖父の強面を息子が怖がります。あまり会わせないほうがいいでしょうか?

笑顔で接してあげるようにこころがけていますが、祖父(私の父)が強面で息子が怖がります。あまり会わせないほうがいいでしょうか?

(10カ月 男の子)

お子さんがおじいちゃんを怖がるのは、強面だからではなく人見知りによる可能性も考えられるのではないでしょうか。

笑顔は表情ですが強面は容貌です。表情と容貌の違いは子どもにもある程度は理解できるはずですよ。お子さんがおじいちゃんを怖がるのは、強面だからではなく人見知りによる可能性も考えられるのではないでしょうか。おじいちゃんがやさしく接してくれるのであれば、会わせないようにする必要はまったくありません。むしろたくさん会わせることによって、いろいろな人との関わりをお子さんに体験させてあげましょう。

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