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脳力開発にまつわるQ&A

情報量の多い時代、子供の能力開発についてもたくさんの情報があふれています。どのような選択をしていけば良いのでしょうか? 「脳力開発」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

能力開発の方法が、情報過多でどれを取り入れるといいのか・・・

「○○メソッド」など、近年乳幼児教育でいろいろな能力開発の方法が提唱されていますが、情報過多でどれをどう取り入れるといいのか判断しかねています。どのように考えれば良いのでしょうか?

(3カ月 女の子)

まずはわが子をじっくりと観察しましょう。

どういうタイプのお子さんで、何に目を輝かせて興味をもつのか。親の一方的な思い入れや、周囲の声、宣伝だけで選択しないことが大切です。隣のお子さんには素晴らしい幼児教育も、わが子に合うとは限りません。わが子は隣のお子さんは違う人格だということを理解して、まずはわが子とじっくり向かい合い、特性を見極めることから始めましょう。

数字カードやあいうえお表などにはあまり興味を示しません。どういうアプローチをすると良いのでしょうか?

のんびりマイペースな子どもで、数字カードやあいうえお表などにはあまり興味を示しません。「脳力開発」の観点から、こういう子どもにはどういうアプローチがあるのでしょうか?

(1歳 男の子)

1歳で数字や文字に興味を持っていなくてもまったく心配はありません。

むしろ発達学的には当然のことです。文字や数字の学習は小学校1年生からするものです。最近は幼稚園時期に先取りで開始することも多いようですが、子どもの興味の持ち方にはかなりの個人差があります。とくに幼児期では体を動かしたり、虫取りをしたり、絵を描いたり、パズルやブロックをしたり、その子の興味に任せて思い切り遊ばせることが発達の観点からはよいと考えられています。

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