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母乳にまつわるQ&A

赤ちゃんの大事な栄養源になる母乳。赤ちゃんの健康のために授乳する際には何を気をつければ良いのでしょうか? 「母乳」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

赤ちゃんが授乳を嫌がっているように感じます。どのように授乳をしていけば良いのでしょうか。

赤ちゃんが授乳を嫌がっているように感じます。乳房を近づけると顔をそむけたり、泣き出してしまうことも。完全母乳で育てていきたいと考えていますが、どのように授乳をしていけば良いのでしょうか。

(1カ月 男の子)

まずは、乳首の状態や母乳の出方、赤ちゃんのくわえ方などを確認してみましょう。

赤ちゃんの栄養として母乳に勝るものはありません。まずは、乳首の状態や母乳の出方、赤ちゃんのくわえ方などを確認してみましょう。母乳外来を開設している病院などで診てもらうのもよいです。母乳が足りているかは赤ちゃんの体重増加が目安になります。その他、母乳の回数や間隔、1回あたりの授乳時間も大切です。完全母乳は理想ですが、母乳だけで育てられないこともよくあることです。赤ちゃんの体重が増えないなど、どうしても母乳だけでは難しい場合にはミルクを足すことも考えてみましょう。小児科医や助産師、保健師に相談するのもいいでしょう。

授乳期間中の薬の服用について注意点を教えてください。

薬の服用について。母乳で育てていますが、授乳期間中に体調が悪くなったり、風邪薬など薬の服用が必要になった場合の注意点を教えてください。

(4カ月 女の子)

病院で一般的に処方される風邪薬であれば、多くのものは授乳には問題はありません。

お母さんが摂取したものは微量ではありますが乳汁中に分泌されます。小児科外来でも、風邪をひいても薬を飲まずに我慢している方によく出会います。でも、もし赤ちゃんが風邪をひいたときには小児科では風邪薬を処方します。病院で一般的に処方される風邪薬であれば、多くのものは授乳には問題はありません。また、最近のミルクは母乳に近いように開発されています。お母さんの体調が悪くては子育ても大変ですので、体調が悪い時は我慢せずに、医師や薬剤師に相談してください。

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