
赤ちゃんのねんねにまつわるQ&A
寝ない、寝すぎている、夜泣き…。赤ちゃんのねんねに関する悩みや疑問は、一度は経験しているのではないでしょうか? ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。
[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生
東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

昼寝のときは暗くしても大丈夫?
昼間の寝付きが悪く、部屋を暗くするとすぐ寝てくれるのでカーテンを閉めています。昼寝のときに暗くしたら昼夜の区別がつかなくなったりしませんか。
(10カ月 男の子)
問題ありません。むしろ、ゆっくりとまとまった睡眠がとれるなら暗くしてあげた方がいいでしょう。
夜の区別に関しては、朝の光を浴びることで睡眠に必要な脳内ホルモンが出て睡眠サイクルが確立されるといわれています。
昼夜の有無や長さ、あるいは昼寝環境よりも、朝決まった時間に起こしてカーテンを開けてあげることの方が大切です。
夜うなされているような声などがあります。そっとしておいたほうがよいの?
夜、うなされているような声や、数秒の泣き声、声にならないかすれ声を出すことがあります。起こしてあげるべきか、そっとしておくべきでしょうか。
(5カ月 女の子)
そっと見守ってあげましょう。
睡眠の深さによっては夢をみていることがあります。夢をみることも睡眠リズムをつくるうえで大切なことです。途中で起こしてしまうことで、脳内のホルモンリズムなどが乱されてしまい、結果としてきちんとした睡眠リズムが出来にくくなります。うなされて途中で起きてしまうような場合には背中をさすってあやしてあげ、安心してすぐ寝付けるようにしてあげましょう。
全然寝てくれません。何か原因があるの?
「赤ちゃんは一日の大半は寝ている」と聞きますが、全然寝てくれません。寝ないのは仕方ないことなのか、本当は寝たいのに何か原因があって寝れないのでしょうか。
(1カ月 女の子)
睡眠のリズムには個人差があります。
すぐ寝てすぐ起きてしまうパターンの子も、小さいうちからまとまった時間眠るパターンの子もいます。大人のように夜まとまった睡眠がとれるようになるまでに時間がかかる子もいます。どの睡眠パターンでも起きているときに機嫌もよくミルクもよく飲んでいれば心配ありません。起きている間にぐずりが治らない場合には小児科を受診しましょう。
最近夜中に何度か起きてしまいます。母乳が足りないの?
寝付いてから朝まで1回しか起きなかったのが、何度か起きてグズグズと声を出すようになりました。母乳が足りなくなったというサインなのでしょうか。
(5カ月 男の子)
夜寝る前にミルクを足してみてもよいかもしれません。
あかちゃんの1回に飲める量に比べて母乳が足りないという可能性もあります。夜寝る前にミルクを足してみてもよいかもしれません。ただ、生後5カ月頃は基本的な生活習慣が確立し始める月齢のため、睡眠リズムがまだ完全ではありません。夜泣きの始まりもこの頃が多いともいわれます。いずれにしても赤ちゃんの成長過程の一つとして見守ってよいと思います。
幼児のいびきって何か病気なの?
1歳半からずっといびきをかいていて、今は大人並みの大きいいびきをかくことがあります。何か病気があるのでしょうか。
(3歳 男の子)
一度耳鼻科を受診することをお勧めします。
のどの中のリンパ組織に咽頭扁桃(アデノイド)と口蓋扁桃(俗にいう扁桃腺)があります。アデノイドは3~6歳、口蓋扁桃は5~7歳で最も大きくなるといわれています。アデノイドは鼻の後ろ、のどの奥にあるため、アデノイドが大きいと鼻からの呼吸がしにくくなります。いびきをかいたり、起きているときに口をあけて呼吸をしている場合は、アデノイドが大きい場合が考えられます。一度耳鼻科を受診することをお勧めします。