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成長痛にまつわるQ&A

膝や足が痛くなる成長痛。思春期の頃に経験したママも多いのではないでしょうか。幼児期の「成長痛」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

「成長痛」は幼児でもあるものでしょうか?

「足が痛い」と泣くので病院に連れていったら、「成長痛」と言われました。思春期のものだと思っていたのですが、5歳くらいの幼児でもあるものでしょうか?

(5歳 男の子)

主に思春期のほか成長期の幼児にも見られる現象です。

成長痛は怪我や炎症などの腫れがないのに、夜間に足の痛みを訴え、翌日には痛みが消えているという状態で、主に思春期のほか成長期の幼児にも見られる現象です。といっても「成長痛」とは実のところ曖昧な概念で、医学的定義もはっきりしていません。成長期の子どもで、骨や関節に問題がなく、間欠的な痛みがある場合、つまり原因が特定できない足の痛みを指すことが多いようです。

幼児の成長痛を何かの方法で予防できないでしょうか?

幼児の成長痛について。幼いころにあの痛みを経験させるのはかわいそうなので、食事や何かの方法で予防できないでしょうか?

(3歳 男の子)

成長痛はすべての子どもが訴えるものではないので、予防というのは難しいでしょう。

まだ骨や軟骨組織が柔らかい幼児は、運動などで過度な負荷をかけると関節などに炎症を起こすことがあり、そこから痛みが生じることもあります。また炎症までいかなくても、足の疲労を子どもが「痛い」と表現する場合もあるようです。ただ、一方では丈夫な筋肉を作るために適度な運動が必要ですし、成長痛はすべての子どもが訴えるものではないので、予防というのも難しいでしょう。あまりにひどい痛みが出た場合には、我慢させずに専門医を受診させるのをお勧めします。

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