おやつにまつわるQ&A
赤ちゃんも喜んでくれるおやつ。与えるタイミングは？何をあげたらいいの？気になることも多いでしょう。「おやつ」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。
［監修］ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生
東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。
おやつを与えるとしたらどんな食べ物がいいですか？
離乳中期で2回食に進んでいます。母乳も与えていますが、おやつを与えるとしたらどんな食べ物がいいですか？
（7カ月 女の子）
お菓子のような甘いものだけではなく、食事に準ずるものもおやつです。
おやつといってもお菓子のような甘いものだけではなく、おにぎりやパン、果物、ヨーグルトや牛乳など食事に準ずるものもおやつです。2回もしくは3回の食事からの栄養摂取がメインになってきますので、おやつは食事と食事のあいだの補助的なものと考えましょう。おやつも食事と同じようにできるだけ時間を決め、次の食事に影響が出ないような量を与えましょう。
おやつは栄養補給に必要という意見を聞きます。
あまり間食させたくないですが、おやつは栄養補給に必要という意見も聞きます。どう考えればいいでしょうか？
（10カ月 男の子）
一度にたくさん食べられなかったり、食事と食事の間にお腹がすいてしまうような場合には、おやつを与えるとよいと思います。
離乳が進んでくると徐々に母乳からの栄養摂取が減り、食事からの栄養が中心となってきます。後期食では1日3回の食事となりますので、睡眠・食事などの日常の生活のリズムが大人と同じようになります。まずは規則正しい時間に3回の食事を摂ることが基本ですが、一度にたくさん食べられなかったり、食事と食事の間にお腹がすいてしまうような場合には、おやつを与えるとよいと思います。その際には3回の食事に影響しないくらいの、おやつの内容と量を考えればよいでしょう。
