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ミルクにまつわるQ&A

母乳育児のママ、ミルク育児のママ、はたまた混合育児のママ。赤ちゃんに何を与えるかは人それぞれですが、「ミルク」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

最近のミルクは母乳とほとんど変わらないと聞きました。

最近のミルクは「ラクトフェリン」などが豊富に含まれるものが多く、母乳とほとんど変わらないと聞きました。それでもやはり母乳のほうが理想的なのでしょうか?

(3カ月 女の子)

最近のミルクは進歩し、組成も母乳に近づけるように工夫されています。しかしながら乳児期の栄養法でおすすめしたいのはやはり母乳です。

母乳栄養児に感染症やアレルギーの罹患が少ないことが報告されていますし、また組成面だけでなく、母子のアタッチメントなどの心理的な効果も母乳のほうが高いとされています。母乳の出には個人差もありますので、ミルクも上手に使って赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら与えていってください。

母乳の出があまりよくないので、離乳を機に断乳しようかと思っています。

それを知人に話したら「栄養が偏るから市販のミルクも併用したほうがよい」と言われました。本当でしょうか?

(7カ月 女の子)

母乳は本来、乳児が吸えば吸うほど出るようになると言われています。もし、まだ断乳を望んでいないようであれば、助産師などの専門家に相談してみましょう。

離乳食は母乳栄養から大人と同じような食事への切り替えの時期です。初期ではまだ離乳食からでは十分な栄養が摂取できないので母乳やミルクも併用したほうが良いと思われますが、完了期で栄養が十分摂取できるようになれば徐々にミルクからの栄養は減らしていってよいでしょう。赤ちゃんの栄養を考えながら必要に応じて与えていきましょう。

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