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体調管理にまつわるQ&A

ウイルスや細菌などの感染が特に心配になる季節。冬の赤ちゃんの「体調管理」について、ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

寒くなると風邪が心配です

食べ物や毎日の過ごし方で気をつけることを教えてください。

(2歳 女の子)

日ごろから栄養バランスや睡眠リズムにも気を配り、親子ともども丈夫な体づくりを目指しましょう。

風邪は原因となるウイルスに感染することで、咳や鼻水、のどの痛み、発熱などの症状がでるものです。冬は気温が下がり乾燥するため、風邪ウイルスが増殖し活動しやすくなる時季でもあります。まず、赤ちゃんに接する親御さんが、外出後に手洗いやうがいをしっかりすること。また、部屋を加湿するなどの工夫をされるとよいと思います。風邪ウイルスが体内に侵入しても、免疫によってしっかり退治できるよう、日ごろから栄養バランスや睡眠リズムにも気を配り、親子ともども丈夫な体づくりを目指しましょう。

ウイルスなどの感染症について知りたいです

生後すぐよりも、5~6カ月経ったころのほうが、ウイルスなどの感染症にかかりやすいと聞きます。その時期に注意すべき点はありますか?

(5カ月 女の子)

予防接種を適切な時期に受けることをお勧めします。

赤ちゃんがお母さんのおなかの中でもらった免疫は、生後5~6カ月ころになると効果が薄れてきます。そのため風邪をひいたり感染症にかかりやすくなります。風邪で熱を出すことは、自分の免疫をつくるために、必ずしも悪いことばかりではありませんし、感染症をすべて予防できるわけでもありません。できることとして、予防接種を適切な時期に受けることをお勧めします。また、丈夫な体を作るために、バランスのとれた食事やきちんとした生活リズムも大切です。親御さんもインフルエンザワクチンの接種やうがい、手洗いなどで感染を予防するように心がけましょう。

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