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春の感染症にまつわるQ&A

他の子どもたちとの接触が増える新学期。感染症の予防策など「春の感染症」について。ニコこどもクリニックの本田真美先生が答えてくれます。

[監修]ニコこどもクリニック
院長 本田真美先生

東京慈恵会医科大学卒 国立小児病院にて研修後、国立成育医療センター神経科などで勤務。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、身体障害者福祉法第15条指定医、おもちゃコーディネーターなどの資格を持つ。

ニコこどもクリニック 院長 本田真美先生

感染症が心配です。

新学期は他の子どもたちとの接触が増える時期なので感染症が心配です。予防接種などの、予防策について教えてください。

(4歳 女の子)

予防接種の打ち忘れがないかを今一度見直してみましょう。

インフルエンザや冬の胃腸風邪の罹患が落ち着く春先は、大流行する感染症はそれほど多くありません。でも、いろいろな子どもたちとの接触が増える時期ですし、最近は変異したウイルスも多く、夏に冬のウイルス風邪がはやったり、その逆のケースも外来で多く見られるようになっています。新入園や新入学の時期ということを考えて、予防接種の打ち忘れがないかを今一度見直してみましょう。近年は予防接種の種類や打つ回数が、以前とは大きく変わってきていますので、病院などで新しい情報を確認してみてください。

春先のこの時期だからはやる感染症というのはあるのでしょうか?

予防策もあれば教えてください。

(1歳6カ月 男の子)

春だから感染するウイルスというものはそれほど多くないです。

上の質問にもありますが、春だから感染するウイルスというものはそれほど多くないので、季節によってウイルス対策を変える必要はあまりないと思います。特に「春だから」ということではなく、一年を通して丈夫な体づくりを心がけることと、手洗い・うがいなどを習慣化しておくように心がけましょう。あとは集団に入る前の水痘・おたふく・B肝炎などの任意の予防接種もおすすめします。

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